防災訓練、いつかは来る大災害に対して日頃から、いざという時の為に行動できるようにしておく為には絶対に必要なことです。
誰もがそれは理解していても「忙しく時間が無い」と参加しないのでは無いでしょうか。
自治体や企業などで課題となるのが、「いかに参加させるか」という点です。
そこで、今回は防災訓練を楽しむ方法を紹介していきます。
まずは、防災訓練参加のハードルを下げることが重要です。
万人が参加しやすい環境とイベント性が問われます。子供達が参加できる楽しく遊んで学ぶ防災訓練の一例として、子供達を中心としたおもちゃ交換会「○○バザール」を組み合わせた防災イベント。子供達が遊びの延長で防災の知識を身につけられ、小さい時から防災に馴染み理解し訓練するという事は非常に大切です。
次に楽しむ訓練と言えばやはり「炊出し」ではないでしょうか。温かいものを温かいうちに食べる、この安堵感、安心感、幸福感が被災地の方の心と体を多いに癒します。もちろん、この炊出しも重要な防災訓練の一環となります。
炊出し自体は大災害時に行われるものが目立ちますが、有事の際に行われるものだけを指しはしません。現在の炊出しの定義としては常設されていないものを指します。だからこそ訓練をしなくてはなりません。いっそのこと楽しんで美味しいものを作ることを提唱致します。
東日本大震災時では、炊出しの本格的開始は災害発生から約1ヶ月後に始まったとされています。
炊出しで食物を摂取することでストレスを和らげたりでき、大規模災害時にはこのような活動により秩序の維持も期待できます。
ある程度治安が戻らないと行えない活動ですが、やはり温かい食事は精神的なダメージを軽減させる効果があり、相互扶助という形で地域のコミュニティも回復されます。但し、食事に特別な配慮が必要な、乳幼児、高齢者、ある一定の食物にアレルギーがある方々もいることを注意しておくことが必要です。
最近では炊出しのメニューとしてインターネット上においても、かなりの量が取り上げられています。
メニューの定番としてはカレー、豚汁、けんちん汁、おにぎり、芋煮、うどんなどが考えられますが、かなり進化したメニューも掲載紹介されています。例えば親子丼、麻婆丼、チャーシュー丼、ミートソース、納豆丼、ハヤシライス、シチューなども普通に紹介されています。
子供達の遊びの延長としての参加であったり、温かく美味しいものを作って試食であったり、参加ハードルの低い楽しむ防災訓練をしたいものです。