入居者の不満を探ると見えてくる

今賃貸に求められる部屋はコレ!

コンセントの不満を探る

入居者が賃貸物件を選ぶ際、見落としてしまいがちなのが、「コンセントやスイッチ」。
入居者が賃貸を選ぶ時にはアピールポイントになりにくいのですが、せっかく決まった入居者に長く住んでもらうためには、コンセントやスイッチは重要なのです。
というのも、置きたい家具や家電製品の近くにコンセントが無かったり、数が足りなかったりと、毎日の生活で不便さを感じ続けることがあります。
それが不満につながり、転居の原因になるからです。
そこで今回は、今求められているコンセントやスイッチについて考えてみたいと思います。
2014年2月にマイナビで実施された「お部屋の理想のコンセントの数」についてのアンケートによると、生活の中心となる部屋のコンセント数についてのアンケートでは、4割の方が不満を感じていました。
理想的なコンセント個数についての質問への回答は、1個:2.6%、2個:13.8%、3個:25.4%、4個:25.2%、5個:9.0%、6個以上:22.2%、その他:1.2%でした。
「6個以上」との回答も22.2%と多く、電化製品が増えてきた現代ではコンセントは多いにこしたことがないというアンケート結果になりました。
また3個か4個あれば、たこ足配線や家具の配置をきにせずに過ごせるという意見も多く、理想的なコンセントの数は3個~4個という結果が得られました。(アンケート対象:マイナビニュース会員 調査数500人)

スイッチカバーは自由自在。これだけ変えても雰囲気が変わります。

インテリア面から考えると、最近では壁紙にアクセントクロスを採用したおしゃれな物件も増えてきていますが、古いままのコンセントカバーではインテリアも台無しになってしまいます。
特にスイッチは毎日使用する部分で、築年数と共に劣化が目立ってきます。
そこで、壁紙を変える感覚で、コンセントやスイッチカバーもデザイン性のあるカバーに交換したり、マスキングテープを使ってリメイクすることで、手軽にワンランクアップのお部屋にすることができます。
細かいところへの気配りがお部屋全体の印象をよくする事につながります。

急成長市場

「民泊」のゆくえ

急増するインバウンド受け入れの体制整備が急務

日本政府観光局(JNTO)が先月18日に発表した最新データによると、今年1月から10月までの訪日外国人客数は、早くも累計1631万人(前年同期比48.2%増)を突破しました(平成27年「訪日外客数・出国日本人調査」)。
これが、2014年の年間実績を既に290人余りも上回る数字で、15年には1900万人台に達すると推定されています。
この数字の背景には、円安や近隣諸国の所得水準上昇、訪日ビザの緩和、日本発着の国際航空路線の拡充などがあります。
中国などのアジア圏を中心に、訪日ブームはさらに加速していくと予想されます。
急増する訪日外国人客をターゲットにしたインバウンドマーケットに大きな可能性がある一方で、日本国内での受け入れキャパシティ改善の鍵となるのは、①空港の発着件数、②宿泊施設数、③移動手段の供給量です。
とりわけ、足元のホテル不足は喫緊の課題となっています。
東京では、20年に370万人泊の宿泊施設の供給不足が懸念されています。
これについて試算すると、東京の空き部屋約10%(腐朽・破損リスクのあるものを除く)をホームシェア(民泊)に転換することで吸収できる需要だと考えています。
10月20日の特区諮問会議で、安倍首相は訪日外国人受け入れの改革案の具体化を指示され、同月30日の新経済連盟から提出された提言では、ホームシェアがもたらす、宿泊設備の関連投資、インバウンド消費を含めた合計約10兆円もの経済効果が推計されています。
ホームシェアによるインバウンド受け入れの環境整備・体制強化は、国内の経済成長に大きく寄与するだけでなく、日本の空き部屋問題の解消、更に、それに伴う地方創生につながると私たちは信じています。
このマーケットにおいて、私たちはホームシェアの運用サポートサービス「Mister Suite(ミスタースイート)」を通じ、さまざまなビジネス拡大を行っています。
民泊運用業者様、代行業者様、不動産会社様のために物件の運用サポートに加え、それに付随して発生する業務を分業体制に落とし込むことで、国内外にいるクラウドワーカーに新しい仕事の機会を創出し、「一億総活躍社会」の実現にも貢献していきます。
また訪日外国人とのダイレクトなコンタクトポイントを、日本到着前から有するというポジションを有効活用し、各企業のインバウンドマーケティングの場として活用するなど、ホームシェアビジネスには、多くの可能性があります。
運用サポートの各種インフラを整えることで、急拡大するインバウンドマーケティングを支えていきたいと考えています。