賃貸住宅の各設備は実際どの程度入居者に使われているのか。
今回はバスタブの必要性を考えてみたい。
利用実態を調べると毎日湯船に使っている割合が35%いる一方、シャワーだけで済ます人は割と多い。
水道光熱費を考えると湯をためるのはもったいないとの心理もあるだろう。
シングル女性の利用頻度が低かったのは正直意外だった。
2人以上の世帯になるとバスタブの利用割合は高くなるため、単身者向け住宅ではシャワーのみ検討はありうる。
ただその判断をするには上のグラフも参考にしたい。
もしバスタブがない物件だったら借りていなかったかを調査したところ、全体平均では借りなかったとの回答が約73%と高割合。
例外はシングル男性で、借りなかった割合が約52%止まりだった。
判断を迷わせるのはシングル女性の回答。
費用頻度はシングル男性と同程度の低さにもかかわらず、借りなかった割合は約74%と全体平均レベル。
あまり使わないのにほしいとは!?シャワールームのみにするのは、単身男性想定はGOしやすいが、女性単身想定の場合は避ける、もしくは他に決め手要素になる何かを用意したほうがよさそうだ。

※全国賃貸住宅新聞より引用