シングルやDINKS向け賃貸で多いワンルームや1DK。
その狭さゆえ、どうしても同じ雰囲気になりがちですが、他物件との差別化ができる「趣味コーナー」のアイデア紹介です。
趣味といっても人それぞれで、イメージを絞り込むのはハイリスク。
そこで暗くなりがちな部屋、もしくは窓がなく居室をつくれない空間の活用として、土間スペースを作ることをお薦めします。


▲暗室風土間スペース(事例①)
事例①は古い雑居ビル内物件の共用廊下側スペースを古いサッシや配管はそのままに、床はフロアタイルで土間風に、壁はレンガを白く塗装したようなクロス張りにし、ライティングレール照明を追加することで、倉庫をリノベしたようなビンテージ感を演出。
カメラが趣味の人なら暗室をイメージするような雰囲気です。
趣味部屋だけでなく、もちろん納戸にもワークスペースにもできます。
玄関から入れる土間スペースに、靴のまま自転車やアウトドアグッズを置き、メンテもできるのはかなり魅力的でしょう。
また、DINKSは靴や洋服を数多く持つ人が多いので、暗い部屋を一部シューズインクロークにするのもオススメです。
今流行の室内窓を居室との間につければ、遊び心と明るさを取り込むことができ、こだわり入居者に伝わります。

▲人気の黒枠の室内窓
最後に、スペースまでは作れない場合は、壁面でも一工夫!
OSBや有孔ボードなどの素材壁にしたり、ガチャレールと可動棚を多めにつけてみましょう。
退去時の壁孔を気にせず画びょうや有孔ボード用フック、可動棚を使って、趣味グッズを飾れるだけでなく不足しがちな収納強化にも一役買います。
限られたスペースだからこそ、リア充世代に「違い」をアピールしてみましょう。

▲レール&棚でデザイン性もUP
※全国賃貸住宅新聞より引用