18年は511万6000人

九州運輸局は3月11日、管内の外国人入国者数を発表、クルーズ上陸を含めた昨年12月の入国者数は前年比の0.3%増の42万4325人で、単月ベースでは2017(平成29)年6月から19ヶ月連続で40万人超、昨年1月から12月までの入国者数は同3.5%増の511万6289人と7年連続で過去最高を更新した。
国・地域別で見た昨年の入国者数は、トップが韓国で前年比9.5%像の240万9663人。各空港におけるLCC(格安航空会社)の新規就航や増便などにより、熊本、宮崎、鹿児島を中心に増加、また釜山と対馬の比田勝・厳原を結ぶ対馬航路の入国者数が初めて40万人を突破するなど、対馬人気にも支えられた。次いで中国の170万7941人。個人旅行者を中心とした通常入国者数は前年比18.7%増の27万3977人と単体で過去最高となったが、クルーズ船による入国者数が前年比11.4%減の143万3964人と大幅減となったことから、前年比7.7%減となった。3位は台湾で前年比8.2%像の41万3525人。昨年3月にANAグループのバニラ・エアが福岡 – 台北線、北九州に拠点を置くスターフライヤーが昨年10月に北九州 – 台北線が相次ぎ就航したことが増加につながった。4位は香港で21.8%増の28万5503人。昨年5月に香港エクスプレスが熊本 – 香港線を定期便化したことで同県への宿泊者数が大幅に増え、リピーター客の増加にもつながった。5位はタイで0.5%減の4万400人。16年10月に福岡 – バンコク – シンガポール線が撤退したことや、タイから成田、新千歳行きのLCCが新規就航、増便したことにより、九州への入国者数は3年連続で減少傾向が続いている。

※ふくおか経済Webより引用