【開発】福岡に賃貸マンション2棟、フージャース

フージャースホールディングス傘下のフージャースコーポレーション(本社:千代田区)は、福岡市中心部で賃貸マンション2棟を開発する。
ともに少人数世帯向けで、フージャースが展開する「デュオフラッツ」ブランドとする。
早期に外部に売却する方針だ。
一つは福岡市那の川2丁目賃貸レジデンス計画(仮称)。
地上11階建て、延べ床面積1335㎡、賃貸可能床面積1063㎡、戸数30の規模で、2024年8月に着工した。
2025年10月の竣工を予定している。
設計はwork3(本社:福岡市)、施工は江藤産業(本社:大分県乙津町)が担当している。
開発地は西鉄天神大牟田線の西鉄平尾駅から徒歩8分、日赤通りから西に、百年橋通りからは南に少し入った角地。
2024年3月に新生不動産(本社:福岡市)から取得した。
以前は月極駐車場として使われていた。
もう一物件は博多区上呉服町で開発予定だが、詳細は未定。
地下鉄呉服町駅から徒歩4分、明治通りから南東に延びる蓮池通りを少し入った場所で、土地面積は548㎡。
2024年6月にユニバーサルエージェント(本社:福岡市)から取得した。
以前は時間貸し駐車場と賃貸マンションだった。
2025年10月時点で賃貸マンションの解体工事中だ。
フージャースコーポレーションは2015年、福岡市中央区大名に九州支店を開設。
以来、九州エリアで分譲マンション12棟、賃貸マンション3棟を開発してきた。
既存マンションを取得し、リノベーションして区分分譲した実績もある。
今後も九州全域で不動産開発を進めていく方針だ。


福岡市那の川2丁目賃貸レジデンス計画(仮称)の完成イメージ

上呉服町13-5の開発予定地

【売買の概要】

名称 那の川2-4の月極駐車場
買い主 フージャースコーポレーション
売り主 新生不動産
所在地 福岡市南区那の川2-4(住居表示)、2-4-3(地番)
最寄り駅 西鉄天神大牟田線西鉄平尾駅徒歩8分
面積 土地333.74㎡
用途地域 商業
容積率 400%(法定)
取引時期 2024年3月(引渡)
取引形態 所有権
名称 上呉服町13-5の時間貸し駐車場など
買い主 フージャースコーポレーション
売り主 ユニバーサルエージェント
所在地 福岡市博多区上呉服町13-5ほか(住居表示)、447ほか(地番)
最寄り駅 地下鉄呉服町駅徒歩4分
面積 土地548.96㎡
用途地域 商業
容積率 400%(法定)
取引時期 2024年6月(引渡)
取引形態 所有権

【開発の概要】

開発名 福岡市那の川2丁目賃貸レジデンス計画(仮称)
所在地 福岡市南区那の川2-4(住居表示)、2-4-3(地番)
最寄り駅 西鉄天神大牟田線西鉄平尾駅徒歩8分
面積 土地338.86㎡、延べ床1335.25㎡、賃貸可能床1063.40㎡
構造 RC造
階数 地上11階建て
用途 住宅
戸数 30
用途地域 商業
容積率 400%(法定)
事業主 フージャースコーポレーション
設計者 work3
施工者 江藤産業
工期 2024年8月〜2025年10月

【調査】全国的に地価の上昇基調が強まる、大和不動産鑑定

令和6年(2024年)都道府県地価調査(7月1日時点)は、景気が緩やかに回復しているなか、全国の全用途・住宅地・商業地の平均価格は3年連続で上昇。
上昇率も拡大している。
三大都市圏では上昇率が拡大。
地方圏においては、札幌、仙台、広島、福岡の地方四市では12年連続での上昇となったが、上昇率は前年よりも縮小した。
その他地域では、全用途平均が32年ぶりに上昇に転じた。
地域などにより差はあるものの、全体的に上昇基調が強まっている。
調査期間の前半(2023.7.1〜2024.1.1)と後半(2024.1.1〜2024.7.1)を通して上層傾向にあり、都市圏では後半でよりその傾向が強くなった。
地価が上昇した調査地点は全体のうちの48%(前年は45%)と増加し、下落した地点は37%(同40%)と減少した。


【調査】福岡圏物流施設空室率が5.6%に上昇、JLL

■福岡圏物流施設賃貸市場@2024年第3四半期
 ▼空室率:5.6%(YoY-1.4ポイント、QoQ+2.1ポイント)
 ▼賃料:3482円(YoY+4.4%、QoQ+1.2%)
 ▼賃料サイクルのフェーズ:賃料上昇の加速
■福岡圏物流施設売買市場@2024年第3四半期
 価格(専有面積単価)の上昇傾向続く(賃料上昇を反映)

※賃料は坪あたり月額(共益費込み)。第3四半期は7月〜9月。YoYは前年同期比、QoQは前四半期比

※日経不動産マーケット情報より引用