【売買】福岡・天神の大型ビル持分を取得、大林組が積水ハウスから

大林組は2025年12月、福岡市中央区天神1丁目のオフィスビル、天神ブリッククロスの共有持分約45%を取得した。
土地は分有で約50%を取得。
売り主は積水ハウスで、残りの持分は日本生命保険が保有している。
今後の活用方針は未定だ。
天神ブリッククロスは地下鉄天神駅に直結し、明治通りや昭和通りなど4本の道路に面している。
地上18階地下2階建ての北棟と地上13階地下2階建ての南棟の2棟構成で、総延べ床面積3万7048㎡の規模だ。
市の西尾開発促進プロジェクト「天神ビッグバン」の対象ビルとして、日本生命保険と積水ハウスが共同で開発し、25年4月に竣工した。
施工は大林組が手がけた。
26年2月時点ではシェアオフィスのWeWorkやティーケーピーが運営する貸会議室などが入居している。


天神ブリッククロス

【売買の概要】

名称 天神ブリッククロス
買い主 大林組
売り主 積水ハウス
所在地 福岡市中央区天神1-14-18(住居表示)、1-55-1ほか(地番)
最寄り駅 地下鉄天神駅直結
全体面積 土地2707.14㎡、延べ床3万7048.00㎡
取引対象面積 土地1365.46㎡(分有)、建物1万6518.96㎡(共有持分44.58%相当)
構造 S・SRC・RC造
階数 地上18階地下2階建て
用途 事務所、店舗
用途地域 商業
容積率 600%(法定)
竣工 2025年
取引時期 2025年12月(引渡)
取引形態 所有権
主なテナント WeWork天神ブリッククロス、TKPガーデンシティPREMIUM天神ブリッククロス

福岡エリアの住宅賃貸調査(2025年第4四半期)

福岡市では市内すべての区で人口の流入超過が継続しており、今後も人口および世帯数の増加が続くものと予想される。
今期は25㎡帯、40㎡帯、55㎡帯で募集賃料が過去最高となった。
特に40㎡帯の前年同期比は13.2%増と著しく上昇している。
稼働率も他都市と比較して高い水準を維持しており、19年以降で最高の稼働率を記録した。
新規供給も少ないため、今後も賃料は高水準で推移していく見通しとなっている。
 


【分析】物流施設市場は全体的に回復傾向、谷澤総合鑑定所

全体的に賃貸市場は回復傾向にあるが、ヒアリングでは、需給環境が緩んでいるエリアが「悪化していない」だけだとの冷静な回答も複数社からあった。
空室が多いエリアは、首都圏では国道16号線(相模原)、圏央道(厚木、茨城)エリア、国道16号(柏、埼玉関越自動車道沿い・加須)エリアが挙げられる。
中部圏は愛知県湾岸西側エリア〜三重県湾岸エリアだが、愛知県湾岸東側エリアおよび名古屋市内中心部で進行中の開発案件では竣工前に高い賃料水準で成約が進んでいる。
近畿圏・福岡圏は総じて堅調に推移しているが、近畿内陸部では二次空室が観察され始めている。
全般的に見ると2025年以降の供給量が少ない状況であり、需給が逼迫しているエリアでは今後も賃料の上昇基調が続くものと考えている。
 

※日経不動産マーケット情報より引用