森に1km近づくと価格が1%上昇する
緑の空間が近くにあると、新築マンションの価格がアップするというレポートを、三井住友トラスト基礎研究所が発表しました。
横浜市が整備している「市民の森」の取り組みに着目し、新築マンション価格への影響度を推定したものです。
それによると、市民の森までの距離が1km近くなると、価格が1%上昇し、市民の森の面積が1ha広がると価格が0.1%上昇すると推定されるといいます。
緑を整備することが街の魅力アップになる
同様の手法で最寄駅への徒歩時間について推計すると、1分の短縮でマンション価格が1.5%上昇。
森への距離はそれに近い影響力をもつことがうかがえます。
「人口が減少する今後は、郊外の自治体などで緑を整備して街の魅力を高めることが課題となります」と同研究所は提言しています。
交通利便性ばかり気になりがちですが、緑の環境にも着目することで、資産価値の高い住まいを手に入れられそうです。
<緑の環境や交通利便性などがマンションの価格に与える影響>
ケース | 新築マンション価格(坪単価)への影響 | |
最寄りの市民の森までの距離 | 1km短縮 | 1%上昇 |
最寄りの市民の森の面積 | 1ha増加 | 0.1%上昇 |
中心部までの所要時間 | 1分短縮 | 0.6%上昇 |
最寄駅・バス停までの徒歩時間(距離) | 1分短縮(80m) | 1.5%上昇 |
バスの所要時間 | 1分短縮 | 4.1%上昇 |
専有面積 | 1㎡増加 | 0.1%上昇 |
※三井住友トラスト基礎研究所による推定
【市民の森】
横浜市がおおむね2ha以上の樹木林を山林所有者から借用し、森の中を散策できるように整備して一般に公開している取り組み。
計画中のものも含めて市内に40ヶ所以上が指定されています。
同様の取り組みは千葉市や神戸市などでも行われています。
10年固定型が軒並み0.05%~0.10%アップ
住宅ローン金利が一部で上昇に転じました。
上昇したのは、主に固定期間が10年以内の固定期間選択型です。
都市銀行の10年固定型は3月の0.80%から、4月は0.85%~0.90%にアップしています。
日銀によるマイナス金利政策を受けて、3月には各行が10年固定型を大幅に引き下げました。
ただ、マイナス金利は銀行にとって収益が減る要因にもなります。
下がりすぎたローン金利を引き上げた面もあります。
フラット35の最低金利は史上最低の1.19%に
一方でフラット35や変動型の一部の金利は引き続き低下しています。
フラット35は返済期間21年以上、自己資金率10%以上の場合の最低金利が1.19%と、前月より0.06%下がって過去最低を更新しました。
またソニー銀行の変動型は自己資金率10%以上の場合の最低金利が0.499%と、同行では初めて0.5%を下回りました。
日銀の政策に変化がない限り、ローン金利も超低水準がしばらく続きそうです。
【マイナス金利政策】
日銀が銀行から預かる当座預金をマイナスにする政策。銀行が手数料を払う形どなり、コストが増える形になります。また、預金金利の引き下げ余地が小さくなっているなかで、ローンの貸出金利を大きく下げることも、銀行にとっては収益の低下につながります。
内装を自由にできるとしたら選ぶスタイルの1位は、シンプルで飽きのこない「ナチュラル」。
2位は気持ちが落ち着く「和風」スタイルがランクイン。
インテリアの好みと合うスタイルも人気!
部屋の内装を自由にデザインできるとしたら、どんなスタイルにしたい?(複数回答) | |
ナチュラル | 44.2% |
和風 | 14.2% |
モダン | 12.6% |
北欧ポップ | 6.8% |
アジアン | 4.2% |
南欧風(プロヴァンス) | 3.9% |
フレンチシック | 3.5% |
カントリー | 3.2% |
アメリカン | 2.9% |
ポップ | 1.6% |
※上位10位まで表示
春の新生活スタートで引越しをした人は、そろそろ荷物も片付いて、自分らしい部屋ができあがったころでしょうか。
もし、内装から自由にデザインして、自分らしい部屋づくりができるとしたら、どんな部屋に住んでみたいですか?
「部屋の内装を自由にできるとしたら、どんなスタイルにしたいか」について取り上げてみます。
「内装を自由にできるとしたら選ぶスタイル」の1位は「ナチュラル」。
「シンプル」で「飽きない」スタイルは、「リラックスできるから」と多くの人から選ばれています。
また、「壁紙や家具などでどのようなスタイルにも変えられる」という点も人気の理由です。
2位は「和風」。
「畳の匂いがして落ち着く」「本格的な和風に憧れがある」「日本人なので、畳の上で寝そべってくつろぐことが一番落ち着くから」など、さまざまなコメントがありました。
3位は「モダン」。
「スッキリ物が収納されてごちゃごちゃしていない」空間には、「おしゃれな感じ」「高級感」を感じる人が多くいるようです。
4位は「スッキリしていて、かわいい」イメージの「北欧ポップ」。
5位は「リゾート」や「南国の雰囲気」が好きという人が選んだ「アジアン」。
そのほか、「南欧風(プロヴァンス)」「フレンチシック」「カントリー」「アメリカン」「ポップ」が人気です。
賃貸では内装は自由にできない、と思っている人も多いかもしれません。
でも実は、入居前に、壁の色や壁紙の色・柄を好みのものにカスタマイズできる物件もあります。