新型コロナ禍でテレワークを実施した人の一定数、賃貸在住者の30%、持ち家世帯の20%がそこでの課題を感じ、住み替えを検討している。
住み替え先の住宅に何を希望しているかを紹介したい。
「今よりも部屋数の多い家に住み替えたい」(40%)。
次いで「今よりもリビングは広く、かつ狭くてもいいので個室数も確保したい」(27%)と、やはり部屋数・個室数を増やしたいニーズが高い。
ただし狭くてもいいというのがポイントで、今後は2LDK+2畳のワークスペースのような提案がウケると思われる。
テレワークは84%の人が継続を望み、一定の定着があると考えている。
自宅および自宅付近の快適な環境を重視する傾向を捉えた提案も必要になる。
「通勤利便性より周辺環境を重視したい」(26%)をはじめ、「広いリビングがほしい」(24%)、「屋上やバルコニーなど戸外空間が豊な家」(12%)などがニーズだ。
また希望するテレワーク割合は3〜5割が最も多い。
通勤はするが、その頻度は減る人が一定数は出てくる。
「周辺に大きな公園や緑地がある場所」(13%)、「周辺に商業施設が充実」(12%)など通勤範囲の郊外の街で、リフレッシュできる場と商業利便を併せもつ街が人気になりそうな予感だ。
※全国賃貸住宅新聞より引用