防犯カメラの用途と種類

防犯カメラですが、最近ではさまざまなタイプの商品があります。目的や設置環境に応じた書品をきちんと選択し、一歩踏み込んだ観点からの防犯カメラ選びが結果的には経費や時間の有効活用につながっています。
防犯カメラの種類を挙げると、屋外用の防雨型はカメラに直接雨がかかるような場所でも使用可能であり、一般家庭から店舗・ビル・マンションなど多くの場所で活躍しています。屋外用でも防滴型は軒下やガレージの中などカメラに直接水がかからない場所で使用するもので、こちらも一般家庭ほか多くの場所で活躍しています。屋外用はいずれもいたずらや破壊には十分注意が必要となります。
またドーム型はカメラとしての威圧感を抑えた店舗内の内装に調和しやすいカメラとなります。丸い半円形のドームカバーにカメラを塵(ごみ)や汚れから守る意味合いもあります。空港・ホテル・エレベーター内などで多く使用されています。
暗視型の赤外線LED搭載型は人間の目に見えない赤外線を照射して、暗闇を照らし夜間の撮影を可能とします。暗視撮影は白黒映像となりますが赤外線照射等にはLEDが赤く光るため威嚇効果としても効果があります。
ワンケーブル型は、映像と電源の2本の配線を1本にまとめ、専用の電源ユニットを使いますが施工しやすいカメラで、ビルやマンションなど長距離配線が必要な場所で活躍します。
ワイヤレス型は、カメラの映像を無線で通信するカメラです。設置が簡単な半面、電波を使用しているため使用できる場所が限定されます。画質も環境に大きく左右され周囲の無線機器にも影響が出る場合があり、簡易的な撮影目的の場合に使用されます。
最近ではIPネットワーク型といって高性能なIPフルハイビジョンシステムのネットワークカメラが出ています。家庭向けのWi-FiやLANケーブルで接続し、SDカードに映像を録画するタイプで、配線を1本でまとめたい場合に有効となります。小規模施設から大規模施設まで幅広く対応可能となります。ワイヤレスカメラと同様に設置や設定が簡単な半面、録画日数や強度は劣るため、ペットやお子さまの見守りといった簡易的な撮影目的にオススメのカメラとなります。
防犯カメラを設置される際は「防犯ステッカー」「ダミー」の活用によって費用面を抑えることも可能です。全体を見て場所や位置をよく検討し、種類も検討しましょう。

※全国賃貸住宅新聞より引用