九州圏「買って住みたい街」ランキング 総評

福岡市中心部から西側のエリアが上位独占・・・若者に人気の「西新」がトップ

九州(福岡県のみ)「買って住みたい街」ランキングは、前回から大きな変動がなく、前回2位の「西新」と前回1位の「赤坂」が入れ替わり、3位の「大濠公園」はそのままとトップ3の顔ぶれは変わりません。
ランキング上位には他にも「唐人町」「姪浜」が入り、福岡市中心部である博多から天神の西側、かつ海側に位置するエリアの人気が変わらず高いことを示す結果となりました。交通利便性と住環境のバランスが良く、飛行機や新幹線で関西・東京方面にもアクセスしやすいことも人気の理由です。
また、今回は博多と福岡空港の中間に位置する「東比恵」が大きく順位を上げて8位にランクイン。こちらは博多駅隣接でアクセスが良く、潜在的なニーズが高いことから物件供給のタイミングで上位に登場したものと考えられます。
ただし、最近では「千早」「香椎花園前」といった市内中心部から東側に位置するエリアで新築マンションが建ち、新たな住居エリアとして注目され始めていることから、今後の動きが注目されます。

九州圏「借りて住みたい街」ランキング 総評

2年連続して「博多」が1位!西鉄沿線エリアもまとめて上位に

九州(福岡県のみ)「借りて住みたい街」ランキングは、前回同様2位以下を圧倒して「博多」が2年連続で1位に輝きました。福岡市営地下鉄の延伸や九州新幹線の開業により、年々博多駅周辺に企業のオフィスが集まるようになり、博多駅リニューアルに伴う商業施設の開業も手伝って博多駅周辺の賃貸ニーズは極めて高くなっています。
また、前回3位の「大橋」が一つ順位を上げて2位に。3位の「西鉄平尾」、4位の「高宮」、6位の「井尻」と併せて西鉄天神大牟田線の沿線駅が上位にまとまってランクインしています。
いずれも福岡市南区の居住エリアであり、西鉄線以外にもバスでも福岡市の中心部にアクセスできるうえ、家賃は1位の「博多」と比較して割安感があることから人気のエリアとなっています。
さらに、地下鉄七隈線の開業以来、開発が進む「福大前」や、小倉のベッドタウンである「折尾」が今回初めてランクイン。交通利便性の向上が、賃貸ニーズと密接な関係にあることが見てとれます。