新築だけでなく中古再販マンションでも、モデルルーム(家具付き)物件は、内覧客の好感度が上がるというのは織り込み済み。
もちろん賃貸でも、デザイナーズ物件や賃料が高額帯の物件には、家具付き・家電付きという付加価値案件もあります。
ただ、「まだまだ賃貸物件にそのようなお金をかけても・・・」という声も多く聞きます。
その中で、“シングル&DINKSターゲット”とすると、意外と強力な物件アピールになるアイテムや工夫を紹介します。

例えば「何の変哲もない1LDKだけど、ダイニングテーブルとソファ両方は置けない」という間取りの部屋に、昇降式のテーブルとソファを置くことで、ゆったりとしたリビングダイニングを感じてもらえる具体的な提案。
また少し大掛かりなリフォームをする際など、工事前からライフスタイルを想定して家具込みの間取りを考えると内装の完成度も上げられます。
ミニキッチンしか置けない部屋に、補助カウンターにもダイニングにも使えるカウンターを施工して、そこにチェアを置くだけで、部屋を広くオシャレに使えるイメージがすぐに伝わります。
さらに、「あまり個性的な内装材を使うのが不安・・・」な場合は、ラグや人工観葉植物、フロアランプなどの小物でデイスプレイしてもよいでしょう。
これらは演出小物と考えて、契約後に別の空室に移動も簡単。
家具の配置やセレクトのセンスが不安な場合は、パックになっているレンタル家具もあります。

照明やカーテンはもちろん「忙しいのですぐに暮らせるようにしたい」「内装と家具がマッチしている部屋に住みたい」「身軽に引っ越したい」シングルやDINKS世帯に「家具付き賃貸」で具体的アピールをしてみるのも良いかもしれません。

※全国賃貸住宅新聞より引用