プリンスホテル、福岡市に新ホテル 26年春に開業

西武・プリンスホテルズワールドワイドは23年11月28日、福岡市早良区の百道浜にレストランや宴会場などを設けたフルサービス型のホテルを2026年春に開業すると発表した。
地上20階建てで、客室は全229室。
福岡タワーの近くで24年中に着工する。
ホテル名はまだ決めていないが、家族連れやビジネス客など幅広い層をターゲットにした「プリンスホテル」ブランドとなる。
全室が博多湾を臨むオーションビューとなっている。
宴会場にも使える多目的βホールを設けるほか、フィットネスジムなども設備する。
福岡市内の観光やビジネスでの高い宿泊需要を見込む。
同社が手掛けるホテルは福岡市内では2ヶ所目。
22年10月には宿泊特化型ホテル「プリンススマートイン博多」を開業しており、「韓国人観光客を中心に高い稼働率を維持している」(担当者)という。


福岡タワー(左)の近くで2026年春に開業予定の「プリンスホテル」(イメージ)
西武・プリンスホテルズワールドワイド提供


【分析】供給増も需要堅調な福岡オフィス市場、大和不動産鑑定

福岡市内のオフィス市況は全体的に堅調に推移している。
天神ビッグバンや博多コネクティッドなどの再開発プロジェクトを背景に2023年は2022年に比べて新規供給が増加する見込みだが、現状では二次空室も大きくは発生しておらず、周辺地域からの移転流入など前向きな需要もみられる。
主要オフィス地区である天神エリアは引き続き新規供給が見込まれ、増床や移転などの需要も力強いことから人気が継続すると考えられる。
博多駅前エリアでは供給が少ないこともあり、空室率は低下傾向だ。
ただし、2023年に続いて2024年〜2025年も大量供給が予定されていることから、今後はビルグレードや立地で明暗がわかれることが想定される。


【調査】東京Aグレードオフィスが賃料下落の減速フェーズに、JLL

■Aグレードオフィスプロパティクロック@2023年第3四半期
▼東京:賃料下落の減速フェーズ ※前期は賃料下落の速度ピーク
▼大阪:賃料下落の加速フェーズ ※前期と同一フェーズ
▼福岡:賃料下落の加速フェーズ ※前期と同一フェーズ
※第3四半期は7月〜9月

※日経不動産マーケット情報より引用