不動産マーケット情報ニュース

【売買】福岡の賃貸マンションを取得、平和不動産

平和不動産は2021年10月、福岡市中央区にあるファミリー向け賃貸マンション、アクシオン大手門プレミアムを取得した。
価格や今後の活用方針は明らかにしていない。
売り主はLPガス販売や不動案事業などを手がける柴田産業（本社：福岡市）だ。
アクシオン大手門プレミアムは地下鉄赤坂駅から徒歩6分、昭和通り沿いの角地にある。
地下鉄大濠公園駅からは徒歩9分の距離だ。
近隣には舞鶴公園や大濠公園があり、天神エリアの中心部にも徒歩15分ほどで行ける。
地上15階建、延べ床面積2105㎡の規模で、柴田産業が2018年に開発した。
3階〜15階が住宅フロアで、3LDKの25戸からなる。
2階には店舗区画があり、2021年11月時点では美容院が入居している。

【売買の概要】

【売買】九州の2旅館を112億円で取得、星野リゾート・リート

星野リゾート・リート投資法人は12月1日、九州にある温泉旅館2物件を計約112億円で取得する。
鹿児島県霧島市にある界 霧島と、大分県別府市にある界 別府だ。
界 霧島は39億1300万円で霧島ホテルマネジメント（本社：長野県軽井沢町）から、界 別府は73億3500万円で花菱ホールディングス（本社：大分県別府市）からそれぞれ取得する。
界 霧島はJR日豊本線の霧島神宮駅から約10km、桜島や錦江湾が見渡せる国立公園内に立つ。
地上5階地下1階建て、延べ床面積5360㎡の規模で、客室数は49。
2020年に竣工し、2021年に開業した。
新型コロナウイルス感染拡大の影響下でも、自宅から近い目的地で楽しむマイクロツーリズムの需要などを取り込み、2021年5月〜9月の客室稼働率は85%と堅調に推移している。
鑑定評価上のNOIは2億2791万9000円で、取得価格に対する利回りは5.8%になる。
界 別府はJR日豊本線の別府駅から徒歩8分、別府湾を望む温泉街にある。
地上12階建、延べ床面積7822㎡の規模。
客室数は70で、2021年7月に開業した。
2021年9月の客室稼働率は60%となっている。
鑑定評価上のNOIは3億9218万7000円で、取得価格に対する利回りは5.3%だ。
いずれの旅館も、星野リゾートと日本政策投資銀行が共同運営するファンドが出資または融資して開発した。
投資法人が旅館を取得後、売り主は20年間の旅館の賃貸借契約をそれぞれ結ぶとともに、星野リゾートのグループ会社となる計画だ。
また、投資法人は12月1日、星野リゾートからメザニンローン債権を7億5000万円で取得する。
関西国際空港の対岸で2020年に竣工したものの、コロナ禍などの影響で未開業のホテルWBFグランデ関西エアポート（仮称）を所有するSPCに対する債権だ。
同ホテルは地上22階地下1階建て、延べ床面積2万8975㎡の規模で、客室数は700。
SPCには星野リゾートなどが優先出資している。
投資法人は将来的に同ホテルの取得などを考え、パイプラインの拡充につながると判断した。

【売買の概要】

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