【売買】福岡のアミューズメント施設を取得、NTT都市開発
NTT都市開発は2021年2月、福岡市中央区天神2丁目のアミューズメント施設、ラウンドワン福岡天神店を取得した。
当面は賃貸運用していく。
売り主は不動産事業などを手がけるHelix Experience(本社:福岡県久留米市)。
同社はパチンコ店の経営などを手がけるユーコーラッキーグループの企業だ。
ラウンドワン福岡天神店は、西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅から徒歩2分、天神サザン通り沿いにある。
近隣は商業施設が集積するエリアで、百貨店の岩田屋本店新館と同じ街区。
地上8階地下1階建て、延べ床面積8137㎡の規模だ。
ラウンドワンがSPCを通じて開発し2004年に竣工した。
NTT都市開発は2021年3月、同店とビル1棟を挟んで天神サザン通り沿いに並ぶ時間貸し駐車場も取得した。
売り主は複数の個人。
土地面積は460㎡で、容積率600%の商業地域に指定されている。
売買の概要
名称 | ラウンドワン福岡天神店 |
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買い主 | NTT都市開発 |
売り主 | Helix Experience |
所在地 | 福岡市中央区天神2-6-12(住居表示)、2-96-3ほか(地番) |
最寄り駅 | 西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅徒歩2分 |
面積 | 土地1418.45㎡、延べ床8137.22㎡ |
構造 | S造 |
階数 | 地上8階・地下1階 |
用途 | 店舗 |
用途地域 | 商業 |
容積率 | 600%(指定) |
竣工 | 2004年 |
取引時期 | 2021年2月(引渡) |
取引形態 | 所有権 |
テナント | ラウンドワン |
名称 | 天神サザン通りの駐車場 |
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買い主 | NTT都市開発 |
売り主 | 複数の個人 |
所在地 | 福岡市中央区天神2-6(住居表示)、2-118(地番) |
最寄り駅 | 西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅徒歩2分 |
面積 | 土地460.85㎡ |
用途地域 | 商業 |
容積率 | 600%(指定) |
竣工 | 2004年 |
取引時期 | 2021年3月(引渡) |
取引形態 | 所有権 |
【戦略】横浜のIR事業者公募、シンガポールGentingなどが応募
リゾート・カジノ運営を手がけるGenting Singapore(ゲンティン・シンガポール)は6月11日、横浜市が実施した統合型リゾート(IR)事業者の公募に応募したと発表した。
セガサミーホールディングス、綜合警備保障、鹿島、竹中工務店、大林組とコンソーシアムを組み、2020年代後半の開業をめざす。
IR誘致をめざす横浜市では、交通アクセスに優れ、約43haという広大な敷地を有する山下ふ頭を予定地に選定している。
MICE施設(国際会議場・展示場)やエンターテインメント施設、ホテル、カジノなどからなる世界最高水準のIRを実現すべく、2021年1月に実施方針を発表。
同時に、施設の設置・運営を手がける民間事業者の募集プロセスを開始した。
その結果、ゲンティンを代表とするグループと、もう1グループの応募があったという。
夏ごろに事業予定者を決定する方針だ。
IRをめぐっては2016年に特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律(IR推進法)が、2018年には特定複合観光施設区域整備法(IR実施法)が成立した。
政府の特定複合観光施設区域整備推進本部によると、国内で最大3ヵ所にIR設置を認める予定で、複数の自治体が名乗りを上げている。
その一つ、和歌山県では2021年6月、カナダ投資会社であるClaivest Group(クレアベストグループ)とその日本法人を優先交渉権者に選定した。
有力だったマカオのSuncity Group(サンシティグループ)は、コロナ禍による先行き不透明な世界経済を理由に辞退している。
【売買】サッポロが恵比寿の大型ビルを売却、220億円の譲渡益
サッポロホールディングス子会社のサッポロ不動産開発(本社:渋谷区)は6月28日、渋谷区恵比寿1丁目にある恵比寿ファーストスクエアを売却する。
売却先は国内法人。
価格は不明だが、約220億円の売却益を計上する予定だ。
恵比寿ファーストスクエアは、JR恵比寿駅から徒歩5分、ビール坂沿いにある。
渋谷川にかかる恵比寿橋に近い。
地上12階地下1階建て、延べ床面積1万5438㎡の規模だ。
古くからのサッポロ所有地において2014年に完成した。
1階の店舗部分にはカフェが入居。
上階のオフィスフロアには映像・音楽コンテンツ制作のバンダイナムコアーツや、ポイントサービス「Ponta」を手がけるロイヤリティマーケティング、バイオ製薬企業のアレクシオンファーマなどが本社を置いている。
サッポロ不動産開発は今後の成長に向け、資産を組み替えるために売却を決めた。
近隣では2018年から2020年にかけて、シエルブルー恵比寿EASTとシエルブルー恵比寿1丁目(現Sreed EBISU)、フラワーヒルズ(現Sreed EWBISU 2)を取得する一方で、恵比寿スクエアを売却している。
名称 | 恵比寿ファーストスクエア |
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買い主 | 国内法人 |
売り主 | サッポロ不動産開発 |
所在地 | 渋谷区恵比寿1-18-14(住居表示)、1-66-1ほか(地番) |
最寄り駅 | JR恵比寿駅徒歩5分 |
面積 | 土地2616.83㎡、延べ床1万5438.15㎡ |
構造 | S・SRC造 |
階数 | 地上12階・地下1階 |
用途 | 事務所、店舗 |
用途地域 | 商業 |
容積率 | 500%(法定) |
竣工 | 2014年 |
取引時期 | 2021年6月(契約・引渡) |
主なテナント | バンダイナムコアーツ、ロイヤリティ マーケティング |