【売買】ニセコの新築店舗を売却、AQUA RESORT

AQUA RESORT(本社:東京都八王子市)は2023年5月、北海道倶知安町(くっちゃんちょう)の新築店舗ビル、AQUABLD NISEKOを売却した。
買い主は積水ハウス不動産東京(本社:渋谷区)だ。
AQUABLD NISEKOは新千歳空港から西へ111km、車で2時間の場所にある。
ニセコ東急グラン・ヒラフスキー場に近いリゾート地で、周辺にはホテルやコンドミニアム、飲食店などが集まっている。
AQUA RESORTは2020年に敷地を取得し、地上1階地下1階建て、延べ床面積455㎡の店舗ビルを建設。
2023年4月に竣工した後、空室の状態で売却した。
積水ハウス不動産東京は今後の方針を明らかにしていない。
取引価格は不明だが、7億9000万円で売りに出ていたという情報がある。


AQUABLD NISEKO

【売買の概要】

名称 AQUABLD NISEKO
買い主 積水ハウス不動産東京
売り主 AQUA RESORT
所在地 北海道倶知安町ニセコひらふ1条1-133-11ほか(地番)
最寄り駅 JR倶知安駅から約7.5km
面積 土地756.00㎡、延べ床455.06㎡
構造 RC造
階数 地上1階地下1階建て
用途 店舗
用途地域 無指定
容積率 200%(法定)
竣工 2023年
取引時期 2023年5月(引渡)
取引形態 所有権

【売買】渋谷の店舗を30億円で、JIAが小口証券化

ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)は2023年3月、渋谷区神南1丁目にある店舗ビル、RAGTAG渋谷を取得した。
売り主は、住友商事の私募REITであるSCリアルティプライベート投資法人。
価格は約30億円とみられる。
ビルは地上4階地下1階建て、延べ床面積1139㎡の規模で、2000年の竣工。
JR・地下鉄渋谷駅から徒歩8分、公園通りの1本東側にある。
渋谷区役所に近い。
1995年以来、ブランド衣料品買取・販売のRAGTAG(ラグタグ)が一棟借りしている。
JIAは同ビルの信託受益権を基に不動産小口化商品を組成、投資家に販売する。
最低投資単位は1000万円で、配当利回りは年率2.12%を見込んでいる。
同社は東証プライム上場の金融会社で、主に海上輸送用コンテナや航空機のオペレーティングリースとその投資アレンジを手がけている。
節税対策商品として、企業やその経営者が購入するケースが多い。
2022年9月には東急不動産出身の長谷川富司氏を招聘。
子会社のJIA信託、 JIA証券を通じ、不動産投資商品の組成と販売に力を入れている。

【売買の概要】

名称 RAGTAGf渋谷
買い主 ジャパンインベストメントアドバイザー
売り主 SCリアルティプライベート投資法人
価格 約30億円(推定)
所在地 渋谷区神南1-17-7(住居表示)、1-37-7ほか(地番)
最寄り駅 JR・地下鉄渋谷駅徒歩8分
面積 土地297.53㎡、延べ床1139.76㎡
構造 S・RC造
階数 地上4階地下1階建て
用途 店舗、事務所
用途地域 商業
容積率 500%(法定)
竣工 2000年
取引時期 2023年3月(引渡)
取引形態 信託受益権(受託者:JIA信託)
主なテナント RAGTAG

【売買】大阪・道修町のオフィスビルを取得、東宝

東宝は2023年2月、大阪市中央区のオフィスビル、ASK道修町ビルを取得した。
淀屋橋東宝ビルに改称し、収益不動産として運用していく。
ビルが立地するのは地下鉄淀屋橋駅から徒歩4分、薬業関連の企業が集まる道修町(どしょうまち)の一角で、田辺三菱製薬本社ビルと向かい合っている。
地上6階地下1階建、延べ床面積3568㎡の規模で、1972年に竣工した。
富士フィルム和光純薬が本社を構えている。
以前のビル名称は武田新和ビルで、武田薬品グループの所有だった。
2019年3月、近隣の武田薬品大阪本社ビルなど20物件とともに、GreenOak Real Estate(グリーンオーク・リアル・エステート、現ベントール・グリーンオーク)に売却。
その後、廣崎利洋HD(本社:兵庫県西宮市)を経て、2022年12月、今回の売り主であるASK GROUP HOLDINGS(本社:大阪市)の手に渡っていた。
敷地639㎡、容積率600%の商業地域となっている。
東宝は映画・演劇などを手がけるが、自社拠点としての活用は考えておらず、また、現時点で建て替えも予定していない。

【売買の概要】

名称 ASK道修町ビル(淀屋橋東宝ビルに改称)
買い主 東宝
売り主 ASK GROUP HOLDINGS
所在地 大阪市中央区道修町3-1-2(住居表示)、3-10(地番)
最寄り駅 地下鉄淀屋橋駅徒歩4分
面積 土地639.76㎡、延べ床3568.71㎡
構造 RC造
階数 地上6階地下1階建て
用途 事務所
用途地域 商業
容積率 600%(法定)
竣工 1972年
取引時期 2023年2月(引渡)
取引形態 信託受益権(受託者:三菱UFJ信託銀行、取引後に信託解除)
主なテナント 富士フィルム和光純薬
※日経不動産メーケット情報より引用