リクルート

リクルート(東京都千代田区)が運営する不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」は、「一人暮らしのシングルに聞いた住まいの設備ランキング2021」を6月23日に発表した。
対象は関東在住の20〜30代の社会人で1人暮らしをしている男女。
調査は2月22日〜24日にインターネットを使って行った。
全ての設問に対し複数回答式で、有効回収数は416。

まず同ランキングの結果から、「付いていて当たり前・付いていない家は借りないと思う設備・仕様」の男女別を見ていく。
男女ともに、1位は「バス・トイレ別」、2位は「エアコン」、3位は「クローゼット」だった。
また上位6位までは、順位の違いはあるが、内容は男女で同じとなった。
7位以降になると、女性が設備や仕様に求める数値が高い傾向にあった。
2017年の前回の調査でも同様の結果だった。

内容の違いを男女で見ると、女性は「2階以上」「テレビモニター付きインターホン」「オートロック」などセキュリティーに対する要望や「コンロ2口以上」など料理に関する設備への要望も高かった。
現在の住まいに備わっている設備で便利だと思うものの全体の結果では、1位「エアコン」、2位「バス・トイレ別」、3位「テレビモニター付きインターホン」で、この3種は前回の調査から変わらずのトップ3となった。
前回の7位から今回4位と大きく順位を上げたのは「独立洗面台」。
手を洗う回数が増えたことによる影響のようだ。
また「付いていて当たり前の設備」において男性が9位、女性では7位だった「テレビモニター付きインターホン」は今の居住についていて便利なものの全体で3位となり、実際に生活してみると便利さが実感できる設備のようだ。
「付いていなくて後悔したと思う設備・仕様」の1位「宅配ボックス」、4位「コンロ2口以上」は、コロナ禍でのインターネット通販の利用の増加や自炊する人が増えたことからの順位と同社では考察している。
「次に引っ越しをするときに絶対ほしいと思う設備・仕様」では、1位「バス・トイレ別」が6割近く、2位「エアコン」は半数近くがほしいと答えた。

※全国賃貸住宅新聞より引用