【売買】福岡のホテル2物件を取得、玄海キャピタル
玄海キャピタルマネジメントは2026年6月、福岡県内のホテル2物件を、それぞれ異なるSPCを組成して取得した。
福岡市のホテルリブマックス福岡天神と糸島市のTHE SHIKAKA(ザ・シカカ ホテル&リゾート ぶどうの樹)で、いずれも地域活性化に寄与できるプロジェクトと同社では位置づけている。
ホテルリブマックス福岡天神は、地下鉄渡辺通駅から徒歩5分、日赤通りから一方通行路を入って100mほど進んだ角地に立つ。
地上11階建て、延べ床面積2095㎡、客室数96の規模で、18年に竣工した。
運営はリブ・マックスが手がけている。
買い主のSPCには地元企業が出資、鹿児島銀行が融資しており、玄海キャピタルマネジメントが進める地域証券化をコンセプトとしたスキームとなっている。
THE SHIKAKAは、JR鹿家(しかか)駅から車で5分、玄海国定公園内に位置している。
「鳴き砂」で知られる姉子の浜の目の前だ。
客室数4のレストラン・ホテル棟と、11棟の2階建てヴィラ棟、管理棟で構成される13棟・15室の宿泊施設で、26年3月に竣工した。
運営を手がけるグラノ24K(福岡県岡垣町)は、地域の農業・漁業などの一次産業と観光・宿泊を結びつけ、地域活性化につながるホテル運営を目指す方針だ。
なお玄海キャピタルマネジメントは26年7月、これまで代表取締役社長だった松尾正俊氏を代表取締役会長、取締役だった原昌康氏を代表取締役社長とする新体制をスタートしている。
【売買の概要】
| 名称 |
ホテルリブマックス福岡天神 |
| 買い主 |
合同会社FG1(玄海キャピタルマネジメントのSPC) |
| 売り主 |
MJR1509合同会社 |
| 所在地 |
福岡市中央区清川1-12-17(住居表示)、1-12-1-1ほか(地番) |
| 最寄り駅 |
地下鉄渡辺通駅徒歩5分 |
| 面積 |
土地517.79m㎡、延べ床2095.95㎡ |
| 構造 |
S造 |
| 階数 |
地上11階建て |
| 用途 |
ホテル |
| 客室数 |
96 |
| 用途地域 |
商業 |
| 容積率 |
400%(法定) |
| 竣工 |
2018年 |
| 取引時期 |
2026年6月(引渡) |
| 取引形態 |
信託受益権(受託者:三菱UFJ信託銀行) |
【売買の概要】
| 名称 |
THE SHIKAKA(ザ・シカカ ホテル&リゾート ぶどうの樹) |
| 買い主 |
合同会社GIS(玄海キャピタルマネジメントのSPC) |
| 売り主 |
松尾組 |
| 所在地 |
福岡県糸島市二丈鹿家844-8(住居表示未実施、地番) |
| 最寄り駅 |
JR鹿家駅から車で5分 |
| 面積 |
土地8531.00m㎡、延べ床1614.94㎡(13棟合計) |
| 構造 |
木造 |
| 階数 |
地上2階建て |
| 用途 |
ホテル |
| 客室数 |
15 |
| 用途地域 |
無指定 |
| 容積率 |
200%(法定) |
| 竣工 |
2026年 |
| 取引時期 |
2026年6月(引渡) |
| 取引形態 |
信託受益権(受託者:三菱UFJ信託銀行) |
【売買】福岡のホテルとマンションを取得、インテグラルのファンド
インテグラル・リアルエステート(IRE)は2026年8月までに、福岡市のホテルとマンションの計2物件を取得した。
いずれも同社の私募ファンド、インテグラル・リアルエステート・ファンド1号(IREF 1)に組み入れる。
IREは取得した物件の詳細を公表していないが、日経不動産マーケット情報の調べで明らかになった。
ホテルは博多区博多駅東3丁目にあるMinn 博多 Station Eastで、トータルマネージメント(東京・港)から26年8月に取得。
マンションは中央区薬院3丁目のファシール薬院で、26年6月に美容機器の製造・販売を手がけるアミン(福岡市)から取得した。
Minn 博多 Station Eastは地下鉄東比恵駅から徒歩6分、JR博多駅からは徒歩9分、百年橋通り(県道555号)から北西に少し入った角地にある。
中比恵公園に近い。
地上10階建て、延べ床面積1733㎡、客室数45の規模で、26年6月に竣工したばかり。
ファミリーやグループの長期滞在ニーズを想定し、全室にキッチンと洗濯機を備える。
SQUEEZE(スクイーズ、北海道北広島市)が運営を手がけている。
ファシール薬院は地下鉄・西鉄天神大牟田線薬院駅から徒歩4分、地下鉄薬院大通駅からは徒歩5分、市道博多駅草ケ江線から南に入った場所にある。
地上13階建て、延べ床面積1638㎡、戸数36の規模で、04年に竣工した。
IREは物件価値を高めるため、リノベーションや共用部の美装化といったバリューアッド工事を計画している。
さらに、IREは福岡市で建設中のホテル2物件の取得に向けた売買契約も締結した。
これらもIREF 1に組み入れる方針だ。
この2物件の詳細は不明だが、いずれも27年に竣工する予定で、博多駅と地下鉄呉服町駅からそれぞれ徒歩7分圏内にあるという。
客室は4人以上が利用できる仕様で、キッチンや洗濯機を備える。
なお、取得したMinn 博多 Station Eastと売買契約を締結したホテル2物件のプロジェクト推進や運営のマネジメント業務は、すべてHashtag(東京・港)が担っている。
IREは福岡市の世帯増加率の高さや旺盛な観光・ビジネス需要を評価し、重点的に投資している。
今回の4物件の取得もこの一環だ。
IREF 1の全投資額に占める福岡エリアの割合は、エクイティベースで約2割を占める。
IREF 1は日本特化の一任勘定型バリューアッドファンド。
25年1月に初回クローズ、26年5月に最終クローズを迎え、投資家から総額235億円を調達した。
26年8月時点で500億円規模の投資を実行済み。
今後も借入金や売却回収金などで投資を続け、1000億円規模を目指す。
IREは24年に設立した。
独立系投資会社であるインテグラルの傘下で不動産投資ファンド事業を手がける。
CRE戦略の提案やデータ分析力を強みとし、首都圏や全国主要都市へのバリューアッド投資を継続していく方針だ。
【売買の概要】
| 名称 |
Minn 博多 Station East |
| 買い主 |
Mix Sand Hakata East 特定目的会社(インテグラル・リアルエステート・ファンド1号が出資するSPC) |
| 売り主 |
トータルマネージメント |
| 所在地 |
福岡市博多区博多駅東3-9-30(住居表示)、3-154ほか(地番) |
| 最寄り駅 |
地下鉄東比恵駅徒歩6分 |
| 面積 |
土地442.00㎡、延べ床1733.24㎡ |
| 構造 |
RC造 |
| 階数 |
地上10階建て |
| 用途 |
ホテル |
| 客室数 |
45 |
| 用途地域 |
商業 |
| 容積率 |
400%(法定) |
| 竣工 |
2026年 |
| 取引時期 |
2025年3月(契約)、2026年8月(引渡) |
| 取引形態 |
信託受益権 |
| オペレーター |
SQUEEZE |
【売買の概要】
| 名称 |
ファシール薬院 |
| 買い主 |
白山合同会社(インテグラル・リアルエステート・ファンド1号が出資するSPC) |
| 売り主 |
アミン |
| 所在地 |
福岡市中央区薬院3-12-3(住居表示、3-217(地番) |
| 最寄り駅 |
地下鉄・西鉄天神大牟田線薬院駅徒歩4分 |
| 面積 |
土地393.38㎡、延べ床1638.72㎡ |
| 構造 |
SRC造 |
| 階数 |
地上13階建て |
| 用途 |
住宅 |
| 戸数 |
36 |
| 用途地域 |
商業 |
| 容積率 |
400%(法定) |
| 竣工 |
2004年 |
| 取引時期 |
2026年6月(引渡) |
| 取引形態 |
信託受益権(受託者:SMBC信託銀行) |
【調査】大阪、名古屋、福岡オフィス市場の改善が続く、サヴィルズ
■大阪投資グレードオフィス市場@2026年上半期
▼賃料2万7000円(YoY+11.5%、HoH+8.4%)
▼空室率1.8%(HoH-0.4ポイント)
■名古屋投資グレードオフィス市場@2026年上半期
▼賃料2万2900円(YoY+9.0%、HoH+5.3%)
▼空室率0.7%(HoH-0.6ポイント)
■福岡投資グレードオフィス市場@2026年上半期
▼賃料2万1700円(YoY+7.3%、HoH+4.7%)
▼空室率2.8%(HoH-0.8ポイント)
※YoYは前年同期比、HoHは前半期比。上半期は1〜6月
※日経不動産マーケット情報より引用