【売買】北九州空港近くのホテルを売却、マーチャント・バンカーズ

不動産投資などを手がけるマーチャント・バンカーズは2022年12月、福岡県苅田町(かんだまち)にあるブルーポートホテル苅田北九州空港を売却した。
価格は7億5000万円(税込み)。
買い主は不動産会社のベストウェイ(本社:目黒区)だ。
ブルーポートホテル苅田北九州空港は、北九州市の沖合にある木tが九州空港から車で10分の場所にある。
JR朽網(くさみ)駅からはバスで10分ほどだ。
地上6階建、延べ床面積5490㎡、客室数140の規模で、2006年に竣工した。
大小の宴会場やレストランも備える。
2007年の開業当初はスカイホテル苅田だったが、2015年に不動産会社のWAJ(本社:大阪市)が取得し、Rホテルイン北九州エアポートに利ブランドした。
マーチャント・バンカーズは2017年に取得し、2021年にブルーポートホテル苅田北九州空港へと衣替えしていた。
ベストウェイはホテルを中長期的に保有する方針で、立地の特性を生かした再生計画を立てている。
2023年3月時点で、ホテル名などは変更せず、運営を引き継いで営業を続けている。

《売却の概要》

名称 ブルーポートホテル苅田北九州空港
買い主 ベストウェイ
売り主 マーチャント・バンカーズ
価格 7億5000万円(税込み)
所在地 福岡県苅田町苅田3787-61(住居表示、地番)
最寄り駅 JR朽網駅からバスで10分
最寄りIC 東九州自動車道苅田北九州空港ICから車で2分
最寄り空港 北九州空港から車で10分
面積 土地5819.33㎡、延べ床5490.56㎡
構造 SRC造
階数 地上6階建て
用途 ホテル
客室数 140
竣工 2006年
取引時期 2022年12月(引渡)
取引形態 所有権

【売買】物流4物件を582億円で取得、GLP投資法人

GLP投資法人は6月1日、相模原市や沖縄県浦添市などにある物流施設4物件を取得する。
取得総額は582億3000万円。
売り主は、2物件がエリス合同会社、2物件がSMFLみらいパートナーズ(本社:千代田区)だ。
最も取得価格が高いのは、相模原市のGLP ALFALINK相模原4。
準共有持分30%を193億5000万円で取得する。
物件は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の相模原愛川インターチェンジ(IC)から約4.3kmの場所にある。
地上5階建、延べ床面積13万8027㎡の規模で、2022年に竣工した。
一棟貸しだが、テナント名は明らかにしていない。
鑑定評価額のNOIは6億9500万円で、取得価格に対する利回りは3.6%になる。
このほか、岡山県総社市のGLP岡山総社Ⅲを69億8000万円で、福岡県粕屋町のGLP福岡粕屋は140億円で、沖縄県浦添は179億円で、それぞれ取得する。
今回の取引によって、投資法人の運用資産は、取得価格ベースで8969億2300万円になる。


GLP ALFALINK相模原4


【調査】福岡オフィス空室率が10年ぶりに6%超、JLL

■福岡Aグレードオフィス賃貸市場@2023年第1四半期
▼空室率:6.7%(YoY+5.0ポイント、QoQ+4.4ポイント)
 ※2013年以来の6%超
▼賃料:1万9842円(YoY+3.5%、QoQ+2.2%)
▼プロパティクロック:賃料下落の加速フェーズ
■福岡オフィス投資市場(直接投資総額)@2023年
▼第1四半期:244億円(YoY+465.2%、QoQ+1120.8%)

※賃料は坪あたり月額(共益費込み)。第1四半期は1月〜3月。
 YoYは前年同期比、QoQは前期比

※日経不動産マーケット情報より引用